ははのひ：はるまき観察日記：SSブログ

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ははのひ　[ママの独り言] [編集]

GWもあけた頃、実家の母より一本の電話。

「たけのこ、いらんか？」

たけのこを沢山もらったこと。
実兄家族がGWに帰省した時、そのたけのこでフライを作ったこと。
そのたけのこフライを孫（兄のムスメ）がとても喜んで食べてくれたこと。
GWに帰省をしなかった私達にも、ぜひとも食べさせたかったと言い

「たけのこ送ってあげっさけ、フライにしまっし。たけのこフライ！」
（↑訳：たけのこを送ってあげるから、フライにしなさいよ。たけのこフライ！）
「…でも、真葵は煮たりしても喜ぶんだけど」
「だっちゃかんて。このたけのこはフライにするがががいいんやって！」
（↑訳：だめだって。このたけのこはフライにするのがよろしくてよw）

……一部、金沢弁を誇張しましたが。（笑）
まあ、こんな感じの電話がかかってきた後、本当にたけのこを送ってきてくれました。

「２センチぐらいに切って、真ん中に切れ目を入れて。
　生姜醤油で下味をつけた豚肉に片栗粉をまぶして、切れ目に挟んで。
　あとは小麦粉、卵、パン粉をつけて、普通にあげるだけだから」

はい、仰せの通りに。

作りましたよ、たけのこフライ。
この季節の、母の味。

どうしてもこのフライを作らせたくて、
「豚肉と生姜も送ってあげようか？」
と言われましたが、どちらも近所のスーパーで手に入るから、とお断りしました。
それなのに、荷物にはたけのこと一緒に生姜が入ってました。

そんな母の思いもいっぱい詰まったたけのこフライ。
嫁いだムスメも、ちゃんと作れるようになりました。
味も、そんなに変わらないような気がするんだけどな。
まあ、でも、母の作ったのも食べてみたいって気になるような。

パパも、真葵も、いっぱい食べました。ごちそうさまでした。

そんなこんなで母の日でした。
ですが、その週明けには家庭訪問が控えていた我が家。
母の日も片付けに追われていました。
（普段から奇麗にしていればこんなことには…と毎年思う。＾＾；）

で、殺気立って片付けている傍らで真葵がなにやらごそごそやっていたのですが
かまってる暇なんて無いわーーー…と掃除をしていたら

「ママ、これあげるー！」

折り紙で作った輪飾りに、ハートがふたつ。
中に入っていた手紙には

「ママ、いつもありがとう。
　またいっしょにあそぼうね」

………ありがとね。
うん。片付けが終わったら、一緒に遊ぼうね。

そして、なぜがパパからも手紙が。
（どうやら真葵に書かされたらしい）

「片付け頑張れよ」

の一言と共に、パパ得意のイラストが……